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ツール制作のヒント

動画撮影・写真撮影
1枚の写真に込められたノウハウ

製品カタログは写真が“命“。写真の善し悪しで売り上げが大きく左右します。”売れる”商品写真の撮影テクニック、コツをプロカメラマンの目線で考えます。通販サイトなど撮影にお金がかけられない企業様もいらっしゃいますが、自分たちで撮影する手間暇と、外部に依頼した場合かかる経費と見込む売上額のバランスでプロに依頼してみるのもご検討されてはいかがですか?

光と影を上手に使う

金属製品やアクセサリーであればツヤや輝きに、人物や動物であれば自然な立体感、洋服など布製品は生地の質感や自然なドレープなどを表わす為に光と影をコントロールすることはとても重要になります。

  1. フラッシュやストロボを直接当てない

    フラッシュやストロボを直接当てると、不自然なテカリが出たり、影の印影が強く出すぎます。天井や壁に光を反射させて被写体にあてるバウンス(反射)というテクニック。あるいは光源と被写体の間にディフューザーを配して光を拡散させる技術を使います

    Sample 1ストロボを直接当てた画像

    Sample 2天井と壁でバウンスをとった画像

    Sample 3ディフューザーにトレぺを使った画像

  2. 露出補正をかける

    白いものを撮ったのに、実物より暗く写る経験はありませんか?
    これはデジタルカメラの自動露出機能を使った場合、白いものは暗く、黒いものは明るくカメラが調整してしまうことで起きるミスです。

    Sample 4白いものが暗く映っている画像

    Sample 5黒いものが明るく映っている画像

    カメラをマニュアルモードにし、露出補正機能で数字を+方向に調整すれば写真は明るくなり(プラス補正)。逆に-方向に調整すれば暗くなります(マイナス補正)。

    Sample 6露出補正で適正な明るさに写った画像

  3. ホワイトバランスに気を付ける

    蛍光灯のついた屋内風景を撮影したときに、室内がグリーンっぽく映ってしまったといった経験がありませんか?これはそれぞれの光には固有の色があり、その光の影響を受けてしまったから起きるミスです。こんな場合はカメラのホワイトバランス機能を使います。
    ホワイトバランスとは、撮影環境での光の色の影響を補正して、白を白く写すための機能です。光はその種類によって様々な色や特徴を持っています。例えば、電球の光は黄色っぽいですし、曇りの日の太陽光は青っぽい色が付いています。人間の眼を通すと、『白い物は白いはずだ』と自動的に補正をかけてくれるのですが、カメラはそれらの色味をそのまま写真に再現するので、これを補正して目で見た感じに近づける機能です。

    Sample 7太陽光で黄色っぽく転んだ画像

    Sample 8白熱電球で青っぽく転んだ画像

    Sample 9蛍光灯で緑っぽく転んだ画像

    Sample 10正しいホワイトバランスの画像

  4. パースのゆがみを補正する

    真四角の製品を撮影した時に、四角がゆがんで映ってしまったことがありませんか?これは広角レンズ特有の写真の歪みやすさが関係しています。
    歪みが少ない写真を撮るためには、広角レンズで被写体に近寄るよりも、望遠レンズでズームさせたほうが正しい形状に近く撮影できます。 逆にこの公開レンズは形状が歪みやすい特性を利用すると、例えばお部屋を広く感じさせ写真などを撮ることが可能です。

    Sample 11パースがついて歪んだ画像

    Sample 12ゆがみのない画像

  5. まとめ

    いずれのコツも、写真の原理を熟知し、カメラや照明といった機材を正しく使いこなし、適正な技術を使いこなせてこそ活かすことができます。 失敗も勉強のうちと、時間をかけて技術とノウハウを習得するのは容易ではありません。ぜひプロの技量に頼ってみてはいかがでしょうか